日本人の社会生活にハンコは切っても切れない重要な役目を果たしています。ゆりかごから墓場まで、といいますが実際はゆりかごに入る前の出生届から死亡届までハンコはついてまわります。その中から主な届をあげてみると
(必ず実印が必要な書類)
公正証書の製作(契約書、金銭消費貸借証書、遺言状など)
法人の発起人になるとき
官公庁での諸手続き
自動車や電話の取引き
遺産相続
保険金・保証金の受け取り不動産の売買、抵当権設定
以上の届け書式には必ず実印と印鑑証明が必要です。これ以外にも最近は実印を求められる書類が増えています。できるだけ耐久性のある正しい印章をあらかじめ用意しておくほうが賢明です。
(印章豆辞典)
ハンコが日本人の社会生活に定着したのは明治10年、明治新政府による太政官布告以来です。
この布告は「証書の姓名欄には本人が自書し、実印を押すこと、もし自分で名前を記すことが無理な場合は他人に書かせてもいいが、実印は必ず押さねばならない」という通達以来です。
この布告がなされた10月1日を”印章の日”として印章業界では毎年、記念行事を行っています。