実印ドットコム > 印鑑選びのアドバイス > 印材情報 > 本柘印材
日本の歴史の中で最も古い印材で、植物性の印材です。三文判等によく使用されています。木質は極めて硬く、きめが細かいため細工のしやすさで人気があります。しかし木ですので朱肉の油分を吸う度に強度が下がり摩滅し欠けやすくなります。
原産地 : 日本(御蔵島、鹿児島) 中国 タイ
●高級本柘を使用しています。
柘は印鑑の他に将棋の駒、数珠、櫛等にも使用されています。
鹿児島の薩摩本柘が有名です。江戸時代の印鑑の大半は柘でした。
適度な粘りがあり、繊維が緻密なため捺印性にも優れています。
使用する程に艶が出て、見た目にも美しい印材です。弊社で使用している薩摩本柘は東南アジアからの輸入品の柘に比べ、特に黄色っぽく艶があるのが特徴です。
※柘は「黄楊」とも呼ばています。
他の印材と比較すれば若干耐久性は劣りますが価格的に安価ですので三文判によく使用されてます。
使用後、まめに朱肉をふき取るように心掛けると長持ちします。
植物系の印材としては最も繊維が緻密ですので、篆刻に適しています。
国産本柘印材を使用しています。